GISについての覚え書き

 新しい指導要領で地理総合が必修化されその中にGISが含まれるとの事である。
 前節での過去の記録を思い出した。
 GISには、指導する教師の個人的負担、学校設備としての予算化などが必要になると考えられる。
 過去の経験から、学校現場では、理科(地学)には優先的に予算が多く配分されるが、地歴公民には予算獲得が校内的には、難しい。
 実際の授業に役立てるには、最低限プロジェクターやインターネット環境(光ファイバー)や、全体提示の為のプロジェクター、生徒用パソコン、クラブ用パソコン等の他プリンターその他の関連設備。
 教師用GIS用のソフトの購入(Arc-GIS等)、生徒用ライセンス
 教材作成用の教師用パソコンなど多くの費用が必要になる。
 又、著作権等の本当の中途半端ではなく深い理解が特に管理職や、幹部教員に必要となる。
 地図関連の著作権は音楽や芸術著作権はほど単純ではないので、教育委員会レベルの管理職への研修が特に必要になる。
 スタフが不足している現状では、物分りいい管理職がパソコンの専門家に丸投げして形だけのものにしてしまう恐れがある。GISは教科内容(地理)のそものと深くかかわわる部分が大きいだけに特にこの点を心配している。